講談社の月刊誌「和楽」が人間国宝に指定された各界の技能者を新橋の名料亭に招いて「人間国宝塾」を開講する事を知って、第一回目のお琴の山勢 松韻(やませ しょういん)氏の公演を聴きに行ったのは去年の事でした。山勢さんは亡き母の友人(本名:静子さん)で、お若い頃は華やかな雰囲気を周りに弾けさせる美しい方でした!
そして今回の友枝昭世氏の公演が最終回と聞いて、能楽は母が14歳の頃から嗜んだ芸事でしたので、最後を飾る気持ちで伺いました。
|
新橋演舞場のすぐ横にある老舗料亭「金田中」の玄関前で |
|
9月29日とは言え、今年は暑くて長い夏でした。 |
|
最初にこのお部屋で食前酒を飲みながら大広間の会場の準備が整うまで待ちます。 |
|
床の間のしつらえは涼しげな夏のしつらえ。
|
|
竹篭に生けた夏の野草と白の十二単の女御。 |
|
「和楽」編集長の五十嵐さんと。 |
|
五十嵐編集長とは7月13日にベジラボで御一緒して以来でした。 |
|
こちらが舞台のある大広間。 |
|
大広間の床の間のしつらえ。 |
|
やはり夏ならではの竹篭に生けた秋の枝が見事でした! 美しく紅葉しているのは何の枝でしょう? ななかまどではないようです。 |
|
NHKのアナウンサー 葛西聖司(かさい せいじ)氏が本日のナビゲーター。
公演は撮影NGの為、人間国宝の友枝氏をお目にかけられないのが残念!
|
友枝昭世氏が謡を謡いながら能の一節を舞った後、葛西氏と今までの自身の活動を振り返りながらの能シテ方としての半生を語った後、食事となりました。 |
|
募集定員(50名)を上回る人気の会となりました。 |
|
本日の御献立 |
|
「先付」 巻海老油霜 三つ葉 大徳寺麩 山椒 紫 (器は青磁) |
|
冷前菜色々(お盆に秋の葉を敷いて) |
|
金襴手 渡り蟹のむしり 菊花 菊茶 土佐酢節
へぎ板 栗茶ゆ 秋刀魚味醂干し
占地 焼き椎茸 胡麻和え
柿の葉 柿 有の実 白良酢掛け
公孫葉樹 煎銀杏 昆布籠揚げ銀杏
|
|
薄板 鯖龍皮鮨 はじかみ 目刺し鰯
竹輪 墨烏賊 湯引き穴子 甘詰め
|
|
色絵馬 新白魚 酒醤油 |
|
蕎猪口 紙蓋 鱧 水菜 松茸 |
|
盆にすすき一穂
子持ち小鮎塩焼き
|
|
白海老揚真丈 青唐
牛厚切り寿喜焼き
孫芋煮 菊菜 ふり柚子
|
松茸御飯と赤だしの後に
|
デザート 洋梨 菊花餡汁粉 白玉
|
|
大変美味しく頂きました。 |
|
又来年新しいシリーズが始まったら伺いましょう。
道路の向こうに見えるのが新橋演舞場です。
|