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2012年8月29日水曜日

「地中海クルーズ」その④ 再び船上フォーマルナイトと美しいモナコ

5月31日、イベリア半島の突端ジブラルタルから大西洋に別れを告げて、いよいよ地中海へ船は入っていきます。そしてリヴィエラの真珠と賞賛される美しい港を持つ、モナコのモンテカルロまで終日洋上を航海します。

こういう日は船上のアクティヴィティが沢山あって、ワイン講習会や試飲会(本日はカリフォルニア産単一品種のブドウを使ったワイン)、ダンス講習会(本日はチャチャチャ)、そして厨房見学会等々多彩。そして夕方5時半までに正装して、ジョン船長のフェアウェル・カクテル・パーティからディナーへと続きます。

日中チャチャチャのダンスレッスンを受けたり、船内の広い広い厨房を見学して、大急ぎで正装に着替えて貞美さんと5階のロビーの階段で記念撮影。貞美さんはビーズの刺繍も美しい、お嬢さんのウェディングで着るつもりだったエレガントなイヴニングを召して。
私はNEW YORKで見つけたクリスチャン・ディオールのシフォンのドレスです。

女子会のお仲間とも一緒に。由恵さんは船上のブティックで購入した最新のドレスです!吉川夫人はお気に入りのシャネルのパンツドレスを素敵に着こなして。

パームコートの5時半のカクテル・パーティーで、ダンスの先生エレナも加わって。
左から貞美さん、マリちゃん、私とエレナ。

そしてエレナの旦那様のアレクサンダーも交えて記念撮影。

アレクサンダーにエスコートしてもらい、ダンスも踊りました。

今宵はジョン船長が下船間近のお客様にお別れのスピーチをする、フェアウェル・パーティでした。

いつもの私達の指定席で、賑やかにディナーの始まり。クルーズ中、船上ではフィットネスジムで励み、ゴルフのレッスンにも励みましたから、一週間経ったら、御覧の様に随分腕に筋肉が付きました!(笑)

今宵も美味しいお料理が沢山出て、お腹一杯頂きました!

午後8:45からのギャラクシー・ラウンジでのショーは、「シカゴ」や「ミス・サイゴン」、「キャッツ」に「マンマ・ミア」等、大ヒットしたミュージカルの名場面を集めた『カーテン・コール』で知っているナンバーばかりなので盛り上がりましたよ。

そして翌6月1日午前9時に、世界一美しいと賞賛されるモンテカルロ港に接岸しました。

港にすぐ街が拓けているのはモナコのモンテカルロだけです。普通、港は中心街から離れているので、この景観は世界をクルーズしていてもなかなか見られない景観です。王宮や、パリのオペラ座と同じ設計者の建てたグラン・カジノ等も眺めることが出来ました。
そして港内には世界のセレブ達の豪華なヨットやクルーザーが、まるで精密なおもちゃの模型の様に沢山繋がれています。
モナコはバチカン市国に次ぐ世界第二位の小国ですから、港からすぐ街の中心が拓けているのですね。

モナコには一泊二日停泊するので、初日は貞美さん、マリちゃんの3人で自由行動する事にしました。まず徒歩で王宮等のある旧市街へ。

後方に見えるのが、モンテカルロのカテドラル教会。ここにレニエ大公と共にグレース・ケリーも埋葬されています。そして又、お二人の結婚式が行われた場所でもあります。

カテドラル内部のグレース王妃の墓所。後方のバラが置かれているのがレニエ大公の墓所。

この路地の突き当たりが王宮です。

宮殿前で。塔の上に旗が揚がっている時は、国王が宮殿内に居る証で、今日はいらっしゃる様でした。

そして一時間ごとに衛兵の交替が行われていました。

旧市街には港からすぐエスカレーターとエレベーターを乗り継いで行く事が出来ます。港を見下ろすと私達の船、クリスタル・セレニティ号も見えますでしょう?

ホラッ、これです。NEW JETTY(ニュージェティー)ピアに横付けしています。しかし何日も横付け出来ません。沢山の船が来ますから。次の日は沖にアンカー(投錨)して、テンダーボートで出入りする事になるんです。

さて、この日は内坂芳美さんに予約をしてもらった、もう一つの2ッ星レストラン「LE MIRAZUR」(ル・ミラズール)でマウロシェフのお野菜を中心のランチを頂きます。前回モンテカルロに来た時に、イタリアのサンレモのすぐ近くにある岬の、このレストランが大変気に入ったので再び訪れる事を大変楽しみにしていました。

岬の高台にあるLE MIRAZURは風が常に心地よく吹き上げ、気持ちの良いレストラン。野菜の色と味を大切にした繊細な料理と味付けに見とれて夢中になり、遂、写真を撮るのを忘れます。これが唯一のショットでした。

有名なグランド・ホテル カフェ・ド・パリの前からタクシーを拾っておよそ30分の場所にあります。

夜、13デッキから眺めるモンテカルロの港の夜景。香港とは又違った、ヨーロッパのエレガンスを感じる夜景です。

翌日は私は観光バスで、エズ村とロスチャイルドの豪華な別荘見学に出掛けました。夜中に船は沖に移動したので、このテンダーボートで港まで行きます。

40~50人乗れる大きな船です。

私のバスは3号車。とてもチャーミングな、美しい英語を話すガイドさんでした。エズ村の観光センター前で。

これがエズ村の全景。中心の教会までバスで登っていきます。

エズ村の入口にある看板。

これが先ほど、山の中腹に見えた教会の内部です。バロック調(装飾が華やか)な教会です。

そしてこれが教会の外です。

エズ村の入口

城壁に囲まれた村の内部。坂道と細い道路です。

時間まで自由行動だったので、ガイドさんに教えてもらったサボテン公園に行ってみました。

これがその公園です。

公園から湾を見下ろすと素晴らしい景観でした。

広義のエズ村は城壁に囲まれた外もエズと呼ばれています。

サボテン公園の中には赤粘土で素焼きにされた女神像がいくつも置かれていました。

ロシア湾と呼ばれる美しい眺め。

次にロスチャイルドの別荘を訪ねました。

これがその別荘の正面玄関です。

こちらは別荘の正面の庭です。

ロシア湾に向かってずっと続く広大な庭は8区画位に分けられて、色々な情景を造っています。

噴水と噴水を繋ぐ水路があり、上流から別荘を振り返るとこんな景色です。別荘の全景です。

そしてその水路を更に上流に登っていくとバラ園があり、美しいロシア湾も眺められます。この湾の周りがモナコの高級別荘地で、エルトン・ジョンの別荘もあります。

水路の途中の池には睡蓮の花も・・・。

庭を散策したら次に建物内部を見学しましょう。
ロスチャイルド夫妻には子供がありませんでした。

楽しみは自分の船でのクルーズと、この別荘に友人達を招いての社交の日々でした。

夫人の実家も銀行家、夫も世界一の銀行家。有り余る財力で造られた、個人の家としては破格の豪華さです。
旅行が好きだったので、その旅支度も特別注文の道具が色々。

クロゼットの中は豪華な衣裳が沢山。

刺繍の素晴らしさは桁違いですね。


レースも色々に。

夫人の寝室。

子供の代わりに犬を愛玩していて、これが犬の特注家具でした。

チャイナのコレクションも素晴らしい物でした!

こちらがこの別荘を造らせた館の主です。

館の中にTEA SALONがオープンしていたので、ケーキとお茶を頂きました。ロシア湾がここからも眺められます。

そしてこの日のディナーは「プレゴ」のイタリアンにしました。

アボカドとカニの冷前菜。

これはスープです。

そしてシーフードスパゲティ

今回の船旅では仔羊がとても美味しくてよく頂きました。

デザートのスフレが素晴らしかったです。










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