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2012年8月29日水曜日

「地中海クルーズ」 その③ ポルトガルのリスボンからイベリア半島突端のジブラルタル(イギリス領)まで

さて、ボルドーからリスボンまでは再び洋上を丸一日航海します。そういう終日航海の日は夜がフォーマル、又はインフォーマルなディナーになり、SHOW TIMEも一段と豪華になります。そんな日は朝はゆっくりデッキでたっぷりの朝食を摂ったり、ジムで特別の「ボディ・コアを作るエクササイズ」を専門的に受けたり、ゴルフレンジで貞美先生にゴルフ・スイングのチェックをしてもらったりします。そしていつもより趣向を凝らしたアフタヌーンティーを楽しんだら、その後はイン・フォーマルナイトの為に美容院に行ったり、オシャレに時間を割きます。

ドレスコードは女性はカクテル・パーティードレス又はパンツスーツ等、男性はジャケット着用ですがネクタイは自由。

今日も青空の大西洋を波静かな航海です。朝食は大好きなじゃが芋のケーキとオムレツ。グレープフルーツに絞りたてジュース等々。

12階の後方デッキにある、リドカフェには新鮮で種類の豊富な果物やパン、ハム、ソーセージ等が所狭しと毎朝並べられます。

グレープフルーツやカットフルーツのコーナー

私の好物のじゃが芋ケーキやベイクドトマト。

by orderで好みのオムレツも。

これがジュース絞り機。

ダンスのプロ、ロシア出身のアレキサンダーとエレナ夫妻によるダンス・レッスンにも参加。

早速にパートナーを見つけて実地訓練。バック・シャンな貞美さん!

今日のアフタヌーン・ティーのテーマは「モーツァルト」。18世紀のウィーンをイメージした衣裳に身を包み、オーストラリアの銘菓をサービスしてくれます。会場は12階のパームコート。

18世紀のウィーンは沢山の、今も語り継がれるスイーツの銘菓が数多く考案されました。

音楽も、当時の衣裳をまとったアストリア・ストリングスによるモーツァルトの名曲の数々でした。

今日は一日航海なので、日頃はディナーテーブルでしか会えない、各々の活動に忙しい女子会の仲間も、午後の一時をのんびりと分かち合いました。

お茶目な由恵さんとペチャクチャ、ペチャクチャ。

5時からはジョン船長のプライベート・バーで特別なゲストだけを招いてのカクテル・パーティーがあり、友人の多いNORIKOさんのはからいでより子さんと参加しました。


より子さんと、中央の紳士はクリスタル・クルーズの会社の会長&CEOの葛谷信美(くずや のぶよし)氏と共に。

お若いのに顔の広いNORIKOさんと。船長のプライベート・バーはこんなに華やかな賑わい。

より子さんと話をする、こちらがジョン船長。

船長のお部屋はとてもクラシック。

そして6時からディナーが始まりました。

左から、由恵さん、まりちゃん、貞美さん、私。
後列左から、吉川夫人、LARRYさん。

今日もメインダイニングのメインディッシュは色々なバラエティでした。

これはアメリカ人が好む、ステーキ&プロウン(海老)のコンボ。


これも仔羊と帆立貝のコンボですね。見かけがシンプルですが、味がとても決まっていて美味しいです。

デザートはタピオカスープに浮かぶ兎のシャーベット?

航海の夜はプロのカメラマンが5階ロビーで思い出の写真を撮ってくれます。


食後のエンタテイメントはアレキサンダーとエレナのショウダンスや、フィリップ・ウォイチェホフスキー氏の超絶技巧のピアノ演奏等、盛り沢山でしたが、動画で撮ったのでUP出来ないのが残念です。

5月29日の朝、8時にポルトガルのリスボンに入港しました。

バルコニーで6:15の日の出を見ていると

やがて白々と明ける朝靄の中に陸地が見えてきて

実際には見たこと無いんですが、どこかで見たことのある、山頂に建つキリスト像が現れました。ブラジルのリオの山頂に建つキリスト像に酷似していませんか?

リスボン港はこんな感じです。誰かがやはりあのキリスト像はリオデジャネイロと同じと言っていましたが・・・。ニューヨークの自由の女神をパリのセーヌ川で見かけるのと同じで、どちらかが原型なのでしょうか?

上陸許可が出るのは9時過ぎなので、乗船客は12階デッキでゆっくり朝食を摂りながらこの珍しい港の景色を楽しみました。

上陸許可が出て、今日は女子会全員で同じ観光コースにエントリーしてバスでリスボンの街を見物に出掛けました。吉川夫人と由恵さん。窓外に見えるのは、今が満開の、紫の美しい花を付けるジャカランタの木です。

市内には市電が走っています。

港に沿って倉庫街があり、それを抜けると再び海が見えました。

やがて市の中心の広場へと入っていきます。

緑も多くて道路の両脇は公園の様になっています。

海があって、そこから市街地を抜けて高台が公園になっているのがわかりますよね。

今日も良く晴れて逆光ながらカメラの性能が良いので、はじける笑顔が撮れました!
左から、私、吉川夫人、由恵さん、貞美さん、マリちゃん、より子さん。

公園の展望台で貞美さんと「ハイッ、ポーズ!」

更に街中を進むと又公園が…。

公園の向かい側には、ポルトガルが繁栄した頃が偲ばれるエレガントな建物が。

ここでバスを降りてリスボンで一番有名なカフェへ。

これがそのカフェです。1837年創業で卵タルトが有名な店です。

御覧の通り、街中にはそれ程の人影はなかったのに、ここの店先は入店を待つ人の行列です!

これがその卵タルト。レシピは創業者の直系2人しか教えられていないそうです。1個70円位のシンプルなタルトですが、確かにシンプルなるが故の美味しさがありました。

これが「それ」です。観光ツアーでは1個しか食べられませんが、別料金を払えばすぐ追加してくれました。

確かに美味しい~!と皆、笑顔。

御覧の様に店内の席は、広々とした空間が何部屋もあり、壁はポルトガル特有のタイルで装飾されています。1837年以来ずっと変わらずある店の様子も老舗の証ですね。
このタイルの装飾を見なければリスボンに来た価値はありません。

この壁の絵もタイルです。このカフェに来れば名物と特徴を一度に見学出来てしまします

店先はtake-outのお客さんであふれています。これ程長い間、繁盛している店が世界のどこにあるでしょうか? それともポルトガルにはこれしか有名な物がないのでしょうか?

卵タルトの他にもケーキが色々ありましたが…。

再び観光バスに乗って帰途につきます。途中、今がシーズンの満開のジャカランタを沢山公園で見かけました。

港まで戻ると、見覚えのある大きなモニュメントが現れました。

この彫刻です。

大航海時代のポルトガルの航海の成功例なのでしょう。

その夜は「NOBU」のオーナーシェフ マツヒサ氏のお任せディナーがレストラン SILKROADで催されたので、10人で参加しました。

すごい数のグラスでしょう? NOBUのお料理に合わせた、特別に醸造されたお酒の数々も披露されるらしいのです。

前菜を前に期待がふくらみます。

日本の誇る国際的人気料理SUSHIも出ました。

船の乗客を前に、NOBUさんと特別のお酒を造ったフミオ・ハズさんがお任せメニューを説明。

最後にNOBUさん、ハズさんも交えて全員で記念撮影をして頂きました。

5月30日、前日午後6:00にリスボンを出港したクリスタル・セレニティ号は、この日の正午にイギリス領であるイベリア半島の突端、ジブラルタルに着きました。真っ青な空と海。輝く太陽。そして前方にはアフリカ大陸が望めました。

ノース・モール埠頭に接岸したクリスタル・セレニティ(手前)。

対岸はアフリカです。

吉川夫人、由恵さんと私の3人は9号車のバスで短い滞在(5時間)のジブラルタル観光に出掛けました。

国防の為の軍事目的だけの為の場所の様です。何もありません。

こんな滝も名所になってしまいます。

住んでいる人も色々で、観光バスのガイドさんはスイス人。そしてサウジの国王がアラブ人の居住者の為に建設したモスク。

モスクの先の港に立つ吉川夫人と私。とにかく輝く太陽の光です!

何もないので、2人でふざけてみました。カメラマンは由恵ちゃん。

カメラマンさんも交えて。

一番の見所は、敵の襲来に備えて掘られた迷路の様な岩山の山腹のトンネルです。そこには病院もあり、一年はその中で籠城出来る設備が供えられているそうです。ここはそんなトンネルの一部で、鍾乳洞ですが、中に劇場広場もありました。

この方がより良く洞窟内がわかりますでしょう。

とても美しい鍾乳洞でした。

色も多彩で紋も色々でした。

トンネルはこの様に岩山を巡っています。

トンネルを出ると猿が沢山居ました。申年の由恵ちゃんが大喜び。

猿と記念撮影。

大人しそうに見えますが、注意しないと噛みつかれたり、引っかかれたりします。

このケーブルカーに乗る事が一番の見所らしいのですが、時間がないので辞めました。

ケーブルカー無しでもかなり湾を見渡せました。

飛行機の滑走路もありました。

港に戻ると、ここはやっぱりイギリス統治下。見覚えのあるロンドンのおまわりさん風のおまわりさんに会いました。

街が殺風景の割りに入国管理棟はきれいでしたね。

「Thank you for visiting the Rock」の歓迎の看板の前で記念撮影。

日中暑くて汗まみれでも、船に戻ると完全空調で、シャワーをあびて皆元気に再びディナーテーブルを囲みます。今晩も又御馳走です!

私達のテーブルの冗談好きなチーフが、上手な手さばきで舌平目の骨を取っています。

ラムも毎晩出ますが、とても美味しい~♪

そして今晩のハイライトはデザートに大好きなクレープ・シュゼットのアイスクリーム添えが出ました。

この満足な顔!!



「地中海クルーズ」その④ 再び船上フォーマルナイトと美しいモナコ



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