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2012年8月28日火曜日

「地中海クルーズ」その⑤ イタリア・リボルノ / フィレンツェ

モナコを後にして夜中に航海を続けたセレニティ号は、6月3日、午前7時にイタリアのトスカーナ州の州都フィレンツェの玄関口、リボルノに入港しました。ここには午後6:30までしか居ないので、忙しい一日になりそうです。

フィレンツェは私が大学生の時に最初に訪問して以来、数回訪れている、大好きな街です。特に前回は娘の英里と3泊4日滞在して、隅から隅まで徒歩で歩き回りました。

メディチ家統治時代にメディチ家の豊富な財力でルネッサンス文化が花開いた街で、ヨーロッパのどこにもない、独特な商業都市国家を形成した名残がそのまま残されている、そして画集や教科書で何回も眼にしたことのある、ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェリ、ダ・ヴィンチ等の代表作が沢山残されていて、ワクワク胸躍る街です。

リボルノの港からフィレンツェまではバスで片道1時間半かかるので、フィレンツェが小さな街とは言え、滞在時間が5時間位しかないことを考慮して、私はウフィッツィ美術館見学のコースに絞りました。

この日は沢山のクルーズ船がリボルノに入港していて、セレニティ号は沖に投錨し、テンダーボート(交通艇)で上陸です。よく晴れていましたが、波が高く船は揺れました。

ハイウェーをバスはフィレンツェへ向けひた走ります。途中1回だけ、トイレ休憩で街道筋のコンビニとカフェとガソリンスタンドを合わせた店に立ち寄りました。私も紙コップにホットティーを買いました。

私のバス。7号車「ウフィッツィ ギャラリー」と書いてあるでしょう?

フィレンツェの街の入口にある丘『ミケランジェロ広場』にまず立ち寄ります。

ここからはアルノ河に沿ってひらけるフィレンツェの街を一望できます。

御覧の様に、アルノ河にかかる有名な屋根付きの橋「ポンテ・ヴェッキオ」や、高い塔が特徴のヴェッキオ宮殿(市庁舎)、大きなキューポラのドゥオーモ等、名所が全て見渡せます。

城壁をくぐって街に入ると、一番最初に現れるサンタ・クローチェ教会。ミケランジェロやガリレオ、ロッシーニ等の歴史に名を残した偉人達のお墓がたくさんある事で有名です。

一人旅なので、一緒のバスの香港からのやはり一人旅のお嬢さん(?)に写真を撮ってもらいました。

ヴェッキオ宮殿(市庁舎)前の広場。有名なネプチューンの噴水です。

これが最も有名な市庁舎前のミケランジェロのダヴィデ像。レプリカです。本物は美術館の中です。

この広場には素晴らしい彫刻が沢山建ち並び、フィレンツェならではの華やかな景観です。

これがお目当ての美術品の宝庫、ウフィッツィ美術館です。中は撮影出来ません。

美術館の窓からは、フィレンツェのランドマーク、「世界の不思議」と称される大きなキューポラのある花の聖母寺(サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂)のドゥオーモも見えます。

さて、ウフィッツィ美術館の中には、ボッティチェリの代表作、大きなカンバスの「ヴィーナスの誕生」と「春」やラファエロの「聖母子」等、見たい名画が目白押しです。

アルノ河のポンテ・ヴェッキオも近くで見えます。中には沢山の宝石店が軒を連ねます。フィレンツェは宝石技術を磨く学校が沢山あって、姪もここに数年滞在して技術を学び、今日本でアトリエを持っています。

ウフィッツィの後に昼食を摂ったレストラン。この後は夕方まで自由行動。

先ほどウフィッツィ美術館の窓から眺めた花の聖母寺のドゥオーモにまず行きました。大変な観光客の数です。

これが全景。

これがディテール。素晴らしい装飾です。

これが列を並んで入った聖母寺の内部のキューポラの下辺りです。

とにかく、巨大な建物です。石を積み重ねて、どうやってあの美しいドーム型のキューポラを造ったんでしょうかね?

再びダヴィデ像の前を通過して。

市場の城門の前に出ました。

そしてブティックの並ぶ通り等、散策して待ち合わせ場所のバス停に無事時間通り着けました。夕闇迫るハイウェーを再び7号車のバスでリボルノ港を目指して帰りました。ちょっと疲れた一日でした。

6月4日は明日の下船の仕度があるので、ポルト・ヴェネーレ(ピサのある港)に入港しても観光はしないで、一日船で過ごしました。

午前中は貞美先生に最後のゴルフ・スイングのチェックをしてもらいました。

船の上は揺れるから、足腰が強くなります(笑)。

その後はランドリー室で洗濯をしたり、今晩12時までに部屋の外に前もって配られた時間指定の表記のある荷物札を下げてスーツケースを出しておかなければならないので、ローマで使う物と、もう使用しないものに分別して荷造りする等、忙しく過ごしました。次回の予約をする人、又、全員が時間内に預けてあったパスポートを受け取り、乗船中の費用の精算もします。まだこの後も次の区間のクルーズにそのまま行く客もかなり居ますが、800人中大部分の人が下船するので、オーガナイズされた通り、指示書をよく読んで行動しなければなりません。

そして夜のディナーは女子会の貞美さんとエレーンさんの誕生会をしました。秘かにカードを全員に回してお祝いのメッセージを書きます。幹事はより子さん。

何も知らない貞美さんがいつものように最後の晩餐と思っています。ウフフ…。

そうです。この12日間座った指定テーブルも今晩が最後です。御食事は相変わらずとても美味しい!

船の厨房に頼んであった特製バースデーケーキがデザートの後に出て来ました。

Happy Birthday,SADAMI!

そしてより子さんがセレクトした、とりわけオシャレな貞美さんらしいバースデーカード。皆の寄せ書きがあります。

気配りの吉川夫人がプレゼントも用意して。


素敵な女子ばかりの素敵なお初の楽しい楽しいクルーズでした! 
明日下船なんてお名残惜しい限りです!
でも最後に仲間のバースデーパーティーで締めくくれてハッピーこの上なしですね。

世界中からバラバラに集まった仲間なので、是非また
"See you again in any where in near future !  So Long"

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